コラム

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日本工業規格としての自動販売機据付基準について

自動販売機は、極端な話をすれば、電気を取り出すためのコンセントと、十分な幅と奥行の設置スペースさえあれば、どこにでも設置が可能なものであり、それゆえに全国的に普及してきたものといえます。
しかし、万が一にも地震や事故などによって倒壊してしまった場合、鉄のかたまりである自動販売機は、付近を歩行中の人などに、生命にもかかわるような大きな被害を与えてしまうことにもなりかねません。
そこで、自動販売機を設置するにあたっての転倒防止のためのノウハウとして、日本工業規格、いわゆるJIS規格として、「自動販売機据付基準」が制定されるとともに、あわせて全国清涼飲料工業会による「自動販売機据付規準」のような、さらに基本的な設置事例を明示した詳細なものも登場しています。
JIS規格である「自動販売機据付基準」は、全質量が1トン以下であって、幅が2000ミリ以下、高さが2200ミリ以下、奥行きが1000ミリ以下である床置き式の自動販売機について、設置工事の際の施工基準を定めているものです。
地上にはコンクリート面、またはこれと同等以上の強度をもつ据付面を想定して、固定金具やアンカーボルトによって、許容荷重や埋め込みの深さなどの基準を守りながら、しっかりと施工するように書かれています。
また、標準的な自動販売機の設置場所の貸付けに関する契約書には、たいていこの「自動販売機据付基準」の規定を順守するようにという一文が含まれていますので、実務上も契約にしたがってこの基準どおりの施工が求められます。

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