コラム

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自動販売機で利益を出すための大切な分岐点

利益を出すには利益構造の把握が欠かせません。利益を出し続けるためにまず固定費と変動費の構造をとらえ、損益分岐点を把握することが必要です。

原価には変動費と固定費があります。仕入高のように販売量の増減に比例する変動費と、電気代のように販売量の増減とは無関係に一定である固定費があります。フルオペレーションで重要なのが後者。フルオペレーションでは商品の管理や売上管理、空き缶の回収処理などをオペレーション会社が行い、売り上げの一定のパーセンテージが設置者に支払われる方式ですので、変動費の方には設置者は実質的にタッチせず、地代と電気代の設置者負担(つまり固定費)の方に関与するからです。
利益は売上単価×売上本数×手数料率-電気料。固定費は、全体の固定費を販売量で割って1個当たりを計算します。自動販売機は販売数が増えると1本当たりの固定費が次第に下がりやがて黒字になるポイントに来ます。それが損益を分ける分岐点。売上数が不採算になるかどうかはこの分岐点を超えられるか否かです。

売上数は置いてみるまでわからない側面は確かにありますが、事前のマーケティングは非常に大切なプロセスです。
そもそもの根本は購入者がいるか。そしてその場所で人気のあるメーカーかどうか。
これには正解がなく、地域によって全く違います。商圏の特徴を踏まえて分析を徹底すればリスクを減らせ、条件交渉も可能になってきます。

また一般論ですが、夏のコールドのみの場合よりも冬場のホット投入時の方が電力使用が上がるため、冬に赤字にならなければ通年で利益が出せます。また待ち合わせなどに使われる場所は黒字になる可能性が高く、工事現場が近くにできた場合には特需が発生することも。技術系のお店などは来店者は少ないわりに購入率が高く、 小売の場合では来店者数のわりに購入率が低いのが一般的な傾向です。また繁華街は一見よさそうですが購入者が分散してしまうというマイナスの側面もあります。

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