コラム
自動販売機のデザインは変更できる？
自動販売機を設置するときに意外に見落としやすいのは、自動販売機が周囲の環境に調和するかということでしょう。
特に、観光客が多くて景観づくりに力を入れている自治体では、街の景観に馴染まない構造物の設置を厳しく規制している場合もあるので、自動販売機の色やデザインにも配慮が必要な場合も少なくありません。
また、美術館や博物館などの文化施設や内装に力を入れている店舗では、やみくもに自動販売機を設置してしまうと、施設内の調和を崩してしまうことも多いので、やはり周辺環境に合わせたデザインが必要となります。
通常、自動販売機は飲料品メーカーが提供しているものをそのまま設置することが多いので、自動販売機の外観はそのまま変更できないと思われがちですが、実際には外観を自分でデザインして自費で変更することを認めているメーカーがほとんどです。
こうした周辺環境に合わせて外観を変更したいというニーズに応えるために、現在では、外観のデザイン加工を請け負う自販機設置業者が増えています。
こうした業者は、公共施設や人通りの多い通りなどに自動販売機を設置し、商品の補充や保守管理などの業務を行なうとともに、お客様のご要望に親身に耳を傾け、それに基づいて外観のデザインを行ない、オリジナルラッピングを施した自動販売機を製作しています。
周辺環境を下見した上で街の景観に馴染むようにカラーリングを施したり、企業のロゴやキャラクターを描いたりするなど、要望に応じたオリジナルデザインの自動販売機を製作してもらうこともできるので、既存の自動販売機で満足できない場合にはこうした業者に相談してみましょう。
