コラム

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紀元前に遡る雑学世界初の自動販売機

普段当たり前のように見かける自動販売機ですが、これについて驚きの雑学があるのでご紹介します。実はこの自動販売機ですが、世界で最初に導入されたのはなんと紀元前215年、古代エジプトでのことでした。ちょうど日本では弥生時代にあたるこのころ、当時のエジプトはプトレマイオス1世が初代国王としてエジプトを広く統治していた時代です。
その世界初の自動販売機は、てこの原理を上手に応用して聖水を販売するものでした。アレキサンドリアの寺院の前に設置されたその自動販売機で使用する硬貨は当時のエジプトで流通していた5ドラクマ硬貨で、重さ約4グラム程度のものでした。その価値はとても高く、労働者の一日分の賃金の何倍にもなったそうです。
この5ドラクマ硬貨を自動販売機に入れると、中では硬貨の重みによって内部に設置されたお皿が傾きます。お皿が傾くと水の弁が開くようになっており、傾きが戻るまでのあいだ皿に水がためられます。傾きがなくなると配水もとまり、一定量のお水が提供されたそうです。電気エネルギーなどを必要とせず、使いたいときに硬貨の重みだけ毎回同じ量の聖水が配分される、今から見ても画期的な自動販売機のシステムが当時のエジプトにあったというのは、びっくりの雑学です。当時の科学者が残した資料に、この自動販売機と同じシステムを記した物がありますが、実際の考案者が誰だったのかは明らかになっていません。いずれにしても、歴史上こんなに古くから、コインを投入し、無人で物品を販売するシステムが構築されていたということに驚きです。

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