コラム

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これから必要な自動販売機の種類とは

今やどこにでもある自動販売機。最近はお菓子を売っているものや、一風変わった種類だと話題になっている本、バナナなんてものも売っていたりします。しかしながらこれだけ数が増えてしまうと、自動販売機そのものの価値は逆に薄くなっている気がします。自動販売機の魅力はわざわざお店に行かなくても買えることが一番の魅力のはずですが、数十メートルも歩けばコンビニがある時代、ほぼ定価の自動販売機よりもコンビニの方が安く、目新しい商品を置いてたりするので、食傷気味になるのも無理のないことかもしれません。自動販売機の種類によってはゲームができたりくじ引きができたりと工夫を凝らしているものもありますが、それもあくまでおまけのようなサービスなので、誰にでも需要があるとは言えません。そこでこれからの自動販売機のあり方としては、もっと違う側面から種類を増やしていくのがいいと私は思います。例えば災害時、電気もガスも水道も止まったときに必要とされるものが、自動販売機で売っていたらホッとするに違いありません。
さすがに防災セットとなると大げさになってしまいますが、電池や懐中電灯、包帯などこまごましたものがあったらいいなと思います。もちろんこれを実践するには自動販売機自体の耐震性、防火性なども必要になってくるし、通常時はどうするのかという課題も残ります。あとは、現存の自動販売機の中でも災害用の自動販売機というものを設定し、地震などを感知したらお金を入れなくてもボタンを押せば飲み物が出てくる仕組みのものがあれば、自動販売機の多い日本ならではの防災対策ができるのではないでしょうか?増えすぎた自動販売機を処分するのではなく、もっと効果的に利用するという工夫がこれから先必要になってくると思います。

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