用語集
リベート
自動販売機業界でリベートという言葉が使われるときは、自動販売機を設置したことによって、設置先のオーナーが得ることとなるお金のことをさしていることとなります。
時にロケマージン、バックマージン、売り上げ割戻金などとしてよばれることもありますが、これらは本質的に全て同一の意味であると認識して差し支えありません。
街中の自動販売機などで一般的な、オペレーターと呼ばれる自動販売機運営会社の社員が、自動販売機を巡回して管理する「フルオペ」と呼ばれる形式の場合だと、リベート率は総売り上げの15~25%程度の間に収まることが現在の標準です。
このリベートは事前の契約段階で提示された周期でオーナーに渡されますが、場合によってはこのリベート金に加えて、自動販売機が稼動するために使用した分の電気代を追加で支払うケースも存在します。
リベート各自動販売機の売り上げから計算される割合で支払われるのが一般的であるため、オペレーターから観ると、飲料が売れれば売れるほど収益は増えるが、飲料が売れなかったとしても損失は少なくなるというシステムで運営されているといえるでしょう。
自動販売機を設置するオーナーがより収入を増やそうとするのであれば、方法としてはセミオペを選択することとなります。
これは自動販売機の管理を全てオーナーがやらなくてはなりませんが、この方法だとリベートは存在せず、売上金が全てオーナーの手元にわたるようになるのです。
とはいえ、オフィスの中や複合施設、街の道路の中などだと常にオーナーが管理をするというのは現実的に難しいというところもあり、セミオペで売上金を収入にしているオーナーは非常に少ないのが現状だといえるでしょう。