コラム
顔認識機能付きの自動販売機
自動販売機は駅構内や街中、ショッピングモール内などありとあらゆるところで見かけることが出来、誰でもが利用できるものです。
そのため商品の購入層をマーケティングリサーチするのに適しているといえるでしょう。そうした考えのもとに出来たのが顔認識機能の付いた自動販売機です。
顔認識機能の付いた自動販売機でどのように商品のマーケティングリサーチがされるのかというと、まず自動販売機の前に購入者が立つと、自動販売機のディスプレイについた小型カメラがシワや目鼻などの顔の特徴から年齢層、性別を判断し、その人が購入した商品、時間帯などをデータとして記録するのです。
これを繰り返すことによって、どのような時間帯に最も利用されるかや企業がプッシュしている商品に対してどの世代が最も購入しているのかなどを企業が把握することが出来るのです。
購入者側にとっての面白い機能としては、顔認識をした自動販売機がその人に合う商品をおすすめしてくることでしょう。会社帰りの時間帯のサラリーマンには栄養ドリンク、眠たくなる午後の時間帯に来た女性には無糖のコーヒーなど、時間帯に合わせた商品がおすすめされるということで評判も悪くないようです。
企業にとっても購入者にとっても顔認識のついた自動販売機はいい試みなのかもしれません。
現在はまだ首都圏などの限られた場所にしか設置されていませんが、マーケティングリサーチが上手くいけば今後設置台数が増えていくのではないかと考えられます。