用語集
ルートカー
ルートカーというのは缶ジュースやペットボトル、ビンボトルなどの清涼飲料水を運ぶ専用の車のことを言います。ボトルカーとよばれることもあります。工場や保管庫から商品をこのルートカーに詰めて、自動販売機や小売店まで運びます。ルートカーごとに担当エリアが決まっており、商品の補充や売上金の回収などを定期的に行います。通常はパネルに飲料メーカーごとのデザインが印刷されており、一目でどこのメーカーのものか分かるものがほとんどです。
ルートカーの中には仕切りがあり、飲料の種類によって仕分けして積み込むことができ、自動販売機に商品を補充するときなどに分かりやすく、非常に作業がしやすい構造となっています。手入れがしやすく錆びにくいため、衛生面を考えてアルミでできている場合が多いです。扉はスライドドアになっていてすぐに取り出せるものが一般的ですが、上下シャッターになっているものや、後部ドアが開くものなど様々なタイプのものがあります。また、補充する際に自動販売機の横に設置されているゴミ箱の中のゴミを回収できるようにゴミ箱がついているものが一般的です。
また、最近では飲料メーカーのルートカーが地域に安全・安心を守るために貢献している場合もあります。
担当エリアを走行中に不審な人物や物があった場合や、助けを必要としている人がいる場合には通報や保護を行います。また、災害時には物資の運搬車として利用されることになっています。