用語集
ダミーステージ
ダミーステージとは、自動販売機のフロントパネルについている「商品サンプルの陳列棚」のことです。
このダミーステージにはダミーと呼ばれる半円状のプレートが配置できるようになっており、そのダミーに実際の製品のラベルとほぼ同じ絵をもつダミーフィルムを差し込むことによって、消費者にたいして「どのボタンを押せばどの商品が出てくるのか」ということを非常に分かりやすく知らせているのです。
自動販売機は商品ラインナップが非常に変流動的で変わりやすいものになっています。
自動販売機で販売されるドリンク類はシーズンに限らず常に新商品が出てきますし、その土地土地によっての売れ線の商品を置くことが必要になってきます。
しかしながら自動販売機は無人商店であるため、商店の軒先に設置されているなどの例を除けば、商品の内容を知りたいお客さんがいたとしても対応する店員はいないということが殆どです。
ダミーは先述の、いわゆる「おしながき」的な役割のほかにも、初めてその商品を見た人がどういった商品なのかをイメージしやすくするために様々な解説文が加えられていることがあります。
缶コーヒーなどであれば、ダミーのしたに「甘さ控えめ」や「高級感のある味わい」などと、おおよその味の概要が書かれています。
これがその商品の解説文の最たる霊ともいうことができるでしょう。
ダミーステージは接客をする店員を用意していないという自動販売機のなかで、唯一お客さんに商品ラインナップを知らせることが出来るものになります。
常にコンディションを確認し、ダミーステージ部分はなるべくきれいな状態に保つことで、よりお客さんの購買意欲を強くすることができるようになるでしょう。