用語集
ガードロック
ガードロックとは、自動販売機をこじ開けられて中の売上金や商品を盗まれるのを防止するために、自動販売機に取り付ける外付けの盗難防止器具のことで、アームロック、チェーンロックなどの種類があります。
ガードロックには、様々なタイプがありますが、鍵穴を壊されたり、バールなどで扉がこじ開けられたりしないように、鍵穴をガードしたり、扉が開かないように固定したりする器具が一般的です。
最もシンプルで手軽に利用できるのは、側面と前面をチェーンで結んで扉が開かないように固定するチェーンロックですが、チェーンは工具などで比較的簡単に切られてしまうので、現在では、金属製のアームで扉のコーナーを固定するL字型アームロックが主流となっています。
L字型アームロックの中でも設置されることが多いのは、側面と前面にL字型に取り付けて鍵穴のガードと扉の固定を同時に行える製品ですが、上部と前面を固定する製品や下部と前面を固定する製品もあるので、これらを併用することで安全性を高めることができます。
また、より厳重に自動販売機を守りたい場合には、両側面から金属製のロングバーを前面を渡すように取り付けるバーロックや、厚みのある金属プレートで前面を厳重にガードするパワーロックなど、やや高価な製品もあります。
近年、自動販売機の鍵や扉を壊されて中の売上金や商品を盗まれる盗難被害は増加傾向にあるため、ガードロックの需要も高まっています。
どんな製品でも力ずくで破ることは可能ですが、窃盗犯のターゲットになりやすいのは、短時間に仕事を終えられる自動販売機です。
ガードロックが厳重に設置されている自動販売機は、扉を開けるのに時間がかかって捕まるリスクも高まるため、狙われにくい傾向にあります。
このような窃盗の抑止力強化が、ガードロックを設置する第一の意義といえます。