用語集
調光
自動販売機には暗いところでも十分商品や価格が見えるように照明が設置してあります。
しかし屋外に設置されている場合、昼間の十分明るい時でしたら照明は必要ありませんし、屋内でも誰もいない時に照明は必要ありません。様々な節電対策のされている自動販売機ですが、消費電力の割合が大きく、また一番最初に目につく場所である照明の節電対策は非常に重要になってきます。
そこで活躍するのが調光というシステムです。
屋外に設置されている自動販売機は、周囲の明るさをセンサーで感知し光の強さを変更しています。これにより、日中の明るい時間帯は照明を消灯、または弱くしています。
屋内に設置されている自動販売機はタイマーで点灯、消灯時間を設定することが出来ます。これは営業時間や閉館時間に合わせてそれぞれ調整することが可能です。
最近の機種によっては自動販売機に設置されたセンサーにより、自動販売機の前に人が来た場合にのみ点灯するシステムを搭載している物もあります。こちらは必要なときにのみ照明を点灯させるため、更なる消費電力の低減につながっています。
また調光システムにより消費電力が抑えられるだけでなく、必要の無い時には消灯することによって蛍光灯自体の消耗も抑えることが可能となっています。
また、最近ではLED蛍光灯を使用している自動販売機も増加しています。LED蛍光灯は長持ちするだけでなく、熱の発生が少なく光の波長が従来の蛍光灯と異なる為、虫の飛来を抑えることも出来ます。
食品を扱うことの多い自動販売機では清潔感は非常に重要であるため、LED蛍光灯搭載の自動販売機は屋外の設置には最適といえます。