用語集

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ハイブリッドヒートポンプ

ハイブリッドヒートポンプとは、自動販売機の省エネ化に大きく寄与した技術のことです。
自動販売機は過去、非常に多くの電力を使用するものとして知られていました。
それは、常に飲料を保管・冷却し続けるのには大量の電力が必要とされていたからです。
しかしながら自動販売機の分野において省エネ技術は革新的な速度で進歩を遂げ、現在では非常に少ない電力で稼動することが可能となりました。
2006年時点で消費電力は1997年の1/4となっており、その開発努力をうかがい知ることが出来ます。
この省エネ化に最も大きく貢献したのが、ハイブリッドヒートポンプの前身となるヒートポンプです。
かつての自動販売機で最も電力を消費してきたのは「加温」という部分でした。
ヒーターを通電させることによって暖めていた以前の自動販売機は、夏を除く10ヶ月の間で年間の消費電力の6割を使っていたといわれるほど、加温には多くのエネルギーが必要とされていました。
こうした問題を解決したのがヒートポンプ技術であり、この技術では冷媒を用いて、冷却時に出る廃熱を利用することで飲料を温めるという、これまでとは全く違う加温方法を打ち出し、省エネ化を達成したのです。
このヒートポンプに対して、さらにもう一つのヒートポンプを足したのがハイブリッドヒートポンプです。
ハイブリッドヒートポンプは、従来のものが冷却時の廃熱のみを利用していたのに対し、さらに外部から吹き込む外気から熱を得ることが可能となりました。
これによって節電効果はさらに高まり、2007年の自動販売機と2012年のハイブリッドヒートポンプ自動販売機を比較すると、実に年間52%もの節電を達成することが可能となりました。
省エネが重要とされる現代により適した新しい自動販売機、それがハイブリッドヒートポンプだといえるでしょう。

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