コラム

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自動販売機の海外輸出について

海外に行った事のある方は、自動販売機がなかなか見つからず、困ったことはありませんか?
海外での自動販売機の需要はあまりなくて、何か欲しければ近くの店まで行くか、近くの人に貰うかしているようです。
実際、高等学校のような場所でもない限り、安売りしても安定した売上は望めませんし、逆に近くに店のない場所では多少高価にしておいた方がちょうど良いくらいで、確実に店で売っている物を買うほうがその差分の代金が浮きます。
そういった民衆の考えは会社の方もよく分かっていて、日本国内に置かれるものの他は、高山などの店が立ちにくい場所に置くための物ばかりとなっています。
日本で自動販売機が重宝される理由は、時間と労力を節約したいから、というのがほとんどですので、海外でもあれば使う人はいるでしょう。しかし、24時間常に電源が付いていては、その電気代によって赤字になってしまいます。
なので、仮に欧米あたりが相手でも、輸出される量はあまりありません。
一方、一部工業地帯のある国に対しては輸出量が増えているようです。
おそらく、肉体労働が多くて体力的に厳しく、休憩時間を使って仕事場の外の店まで買いに行くよりも仕事場の中にある自動販売機で済ましてしまう方が良い、と考える人が増えたからでしょう。すぐ近く、目の届くところに、暑い時には冷たいものが、寒い時には温かいものが、タバコが吸いたければタバコが、といった風に目当ての物が揃っていて、少し金銭を使えば手に入る、というのは強い誘惑です。多少高額でも売上は上々でしょう。
そのうち、他の国にも大量に輸出されるようになるかもしれませんね。

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