コラム

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身近な機械の歴史~自動販売機~

自動販売機は今でこそ街中どこにでもある機械ですが、
その歴史は古く紀元前から進化を遂げてきました。
自動販売機のルーツは紀元前215年ごろの古代エジプトにあると言われています。
聖水を売るために古代エジプトの神殿に置かれていました。
アレクサンドリアのヘロンの著書『気体装置』にその構造が記述図解されており、
てこの原理を応用した装置であったことがわかります。
投入した5ドラクマ硬貨の重さで機械内部の受け皿が傾き、
弁が開いて蛇口から流れる聖水を汲める仕組みになっています。
現代に近い形で自動販売機が登場したのは、
産業革命後、1880年代の初めでした。
イギリスで新たに登場した自動販売機は硬貨で動き、
葉書販売のためにロンドンに置かれました。
その後、ガム等の菓子や飲料、タバコ等様々な用途で登場し、
現代の自動販売機に繋がる基本的な技術が確立されたのも、
この頃だと言われています。
日本における自動販売機の歴史は、
1888年に俵谷高七が発明したタバコ自動販売機から始まります。
この機械は内国勧業博覧会に出品されました。
俵谷高七は日本における現存する最古の自動販売機も発明しており、
2013年8月に閉館するまで逓信総合博物館で見ることができました。
日本での普及には、
アメリカの大手飲料メーカーの日本進出が大きく関わっています。
1962年の本格進出をきっかけに、治安の良さを要因として日本中に普及していきました。
現在日本の自動販売機は、最も普及しているアメリカに次いで第2位の台数を保有し、
年間売り上げは世界一を誇っています。

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