コラム
自動販売機のディスプレイのデジタル化
自動販売機と言えば、商品の缶や箱、ペットボトルの見本が横にずらっと並んでいるディスプレイの透明なケースがあって、その下のボタンを押すと、商品が出てくるというのがこれまでの一般的な仕組みでした。
しかし、最近では、こうした従来型の自動販売機に加えて、次世代型の自動販売機が登場して話題を呼んでいます。それは、ディスプレイの部分を完全にデジタル化して、その商品を電子的に表示するという形態で、商品を選ぶ時は、その商品が表示されているディスプレイをタッチすることによって、その商品を購入できるようになります。
この仕組みを使うことによって、デジタル表示する商品は、売り切れてしまうと、自動的に表示されなくなり、従来のようにボタンの中に「売り切れ」と表示されるようなことはなくなります。
また、新商品が出ても、陳列棚を並べ替える必要もなく、簡単に入替を行うことができます。さらに、タッチパネルを使用することによって、その商品を選択すると、その商品の詳細情報を拡大表示して、内容を詳細に見てもらうことが出来るというサービスも行うことができます。さらに、人を認識してその人の好みに合いそうな商品を強調表示したり、時間帯によって商品を切り替えたり、強調表示したりという様々な融通が利くようになります。さらにネットワーク配信によって、最新の情報を遠隔で送って、ディスプレイに表示させることもできるようになります。そのため、自動販売機のディスプレイのデジタル化は無限の可能性を秘めていると言えます。
