コラム
ソーラーパネルのある自動販売機があります
ソーラーパネルの付いた自動販売機というものがあります。
ソーラーパネルはもちろん発電用ですが何故自動販売機にそんな物が必要なのでしょうか。
もちろん普段の節電の為になんですが、実はそれだけでなく大規模な災害時に停電に備える為なのです。
自動販売機の中には飲料水などがあるわけですが、これを災害時の備蓄の一部として利用したいと考えた時、問題になるのは停電です。
大規模な災害が起こればそれがどんな災害であれ停電してしまう可能性が高いということで、ほとんどの自動販売機は電気なしでは動作しません。
つまりお金があっても買えない状態になってしまうのです。
これでは役には立たないわけです。
そこで自動販売機にソーラーパネルを載せてその電気で販売を続けようとするものです。
更に蓄電池を内蔵させ夜間は充電した電気で動くようにもなっています。
また災害時には販売ではなく非常用の備蓄の一部として無償で提供する機能も持っています。
これは自動販売機ベンダーが自治体と提携して災害時に提供できるようにしている物です。
災害時には飲料を無償提供に切り替えるだけでなくメッセージボードに災害情報をリアルタイムで表示することが出来ます。
既に全国の各地に設置されていて、今後も増えていく予定です。
また災害時にはソーラーパネルで充電した蓄電池だけで最大48時間販売できるようになっていて、最初のライフラインの一部としては十分な動作時間を持っていると思われます。