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自動販売機に欠かせないヒートポンプの原理

自動販売機に欠かせないヒートポンプ技術の原理、省エネの理由、環境への配慮を簡単にまとめます。

熱い冷たいは熱量の移動です。ヒートポンプの原理はつきつめると熱の動きで、熱をくみ上げるので熱のポンプ、つまり「ヒートポンプ」と呼ばれます。冷房排熱を熱源とする「熱回収ヒートポンプ」と、熱源を大気とする「空気熱源ヒートポンプ」との二つがあります。

エアコンや冷蔵庫はヒートポンプの一種です。注射の前にアルコールを塗ると涼しくなる感触が得られますが、それと同じで、液体が蒸発して気体になる時に周囲の物体から熱を奪う性質(気化熱原理)を利用して冷却を行います。また、この時に熱を奪って移動させる物質を冷媒と呼びます。これが前者の仕組みです。
大気を熱源にすることもできます。「空気の熱でお湯を沸かす」と言われるのはごく簡単に言うと、空気から水へ熱を移動させているということで、熱を移動させるのに若干のエネルギー(電力)を使用します。これが後者の仕組みです。

前者の、冷却時に発生する熱を加熱・保温に利用して効率を上げる「ヒートポンプ」が自動販売機における従来型です。
外気から取り込んだ熱も加温に使用できるタイプが「ハイブリッドヒートポンプ」と呼ばれます。

自動販売機では出た熱をエアコンのように外部に排出せずに再利用して温めに使える上、さらに外気の熱までも利用ができるようになっている、ということです。これが省エネである理由です。また過去冷媒に使われていたフロンガスがオゾン層破壊要因とわかり代替フロンへ、次に代替フロンには温室効果作用があるとわかったため、現在は温暖化への影響がより小さいノンフロン冷媒へと切り替えた「ノンフロン自販機」が普及しています。

自動販売機上でステッカーなどでPRされている「省エネ」「Co2排出削減」「地球温暖化対策」「地球にやさしく」等のキーワード。
全てはこのヒートポンプの仕組みのもとでつながっています。

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