コラム
自動販売機の中には特別な種類がある！
国内では、自動販売機はどこでも目にすることができますが、海外では、殆ど見かける事がないようです。
治安がよい日本だから、室内だけでなく屋外にも設置できるのでしょうね。
そして日本ならではだなと感心するのが、最新の自動販売機は、特殊機能を兼ね備えているという点です。
現存するのは、 「省エネ機」、「災害ベンダー」、「ユニバーサル機」、「AED搭載機」、「電子マネー対応機」という5種類の自動販売機です。
それぞれの種類を説明すると、「省エネ機」はその名の通り、最小限のエネルギーで運転をする自動販売機です。
このタイプの自動販売機の登場により、消費電力量が大幅に削減することが可能になりました。
2005年~2017年の消費電力量と電気代のデータ推移があるのですが、年々それらの負担が軽くなり、 2017年機は 2005年機の約1／3にもなっています。
「災害ベンダー」は、災害による停電でも、無償で飲み物を取り出すことが可能で、様々な会社で設置されています。
「ユニバーサル機」は、車イス利用者が購入できるように工夫されていて、主に医療機関に設置されています。
「AED搭載機」は、突然の心停止に対応する機器（AED）が搭載されており、人命救助にもなる特殊な自動販売機です。
「電子マネー対応機」は、現金の代わりに予めチャージしたカードを使う事ができ、また複数の電子マネーが利用できます。
これによって、自動販売機内に現金が必要ないため、悪質な事件も軽減されることでしょう。
以上が現存する最新の自動販売機なのですが、日本の技術の高さが感じられます。
また、このような様々な種類の自動販売機が登場する事により、従来のような単なる飲料販売機だけでなく、世相を反映しているように思いました。
