用語集
交互販売
自動販売機とは屋外に出れば何処にでも設置されていて、急に必要になった時にもコインを投入するだけで簡単に24時間購入をする事が出来る便利な機械です。
そんな自動販売機ですが、良く見るケースで同じ商品の購入ボタンが1つだけではなく2つや3つも設置されている事があります。
当然ボタンの上にある商品見本も同様となっていますが、その場合に購入者はどのボタンを押すのでしょうか。
おそらくは、コインを投入する場所からより近いボタンを選択する事が多い傾向にあるのではないでしょうか。
それは多くの人が同様に持ち合わせている心理と言えますが、自動販売機においては、それでは余り押される事のないボタンに設置されている商品が売れ残りという現象が起き易くなってしまう可能性が生まれてしまいます。
売れ残るという事は、それだけ商品がどんどんと古くなってしまう事に直結してしまいます。
それでは商品の品質を保つ事が困難となってしまう為に、自動販売機では「交互販売」というシステムが採用されています。
交互販売とは仮に複数ある同商品のボタンの内、いつも同じボタンばかりが購入者によって押されたとしても、押したボタンの列だけではなく押されていないボタンの列からも交互に商品が出てくるように設定された販売方法を言います。
この交互販売によっていつも新しい商品を購入者に供給出来るようになっているのです。
どのボタンを押しても同様の時期に製造された商品を購入する事が出来るので、購入者は安心して自動販売機を使用する事が出来るようになっています。