用語集
白ベンダー
自動販売機というと、飲料メーカーの名前が書かれていて、それ自身が広告のようになっているものがあります。これらは特定の飲料メーカーの商品しか買うことができないというのが一般的です。各社が、それぞれのコーポレートカラーで塗装をしていることが多いのですが、このようなものをマーク機と呼びます。
マーク機は圧倒的に多くあると言えるでしょう。しかし全てがマーク機というわけではありません。色々な飲料メーカーの飲料を取りそろえている自動販売機もあります。このようなものはコーポレートカラーが使われていないことが多く、たいていは白に塗装されているために白ベンダーと言われることが多いです。
白ベンダーは、実は色々と面倒なことがあるために、あまり普及していないと考えられます。マーク機の場合には、土地を借りたメーカーが自動販売機を設置して営業し、土地の利用料金を地主に支払うというスタイルを執っています。これは一つの飲料メーカーの飲料しか扱わないためにできる事なのですが、白ベンダーの場合には複数の飲料メーカーの飲料を扱う事になりますから、1台の自動販売機でありながら複数台設置しているのと同じように扱われることになります。
このような事から、手続きが複雑になりがちですから白ベンダーがあまり好まれないという傾向はありますが、設置することは不可能ではありません。限られたスペースを活用するときには白ベンダーを利用するのも良い方法です。