用語集
人感センサー
電気回路部品で一番の基礎でありながら全ての回路に必ず組み込まれている部品がスイッチです。身近に昔からあるものと言えば、トイレの照明器具の入り切り用のタンブラスイッチは誰もがご存知でしょうが、実はパソコンも無数のスイッチが集まることで起動しています。集積回路とも言われていますが、スイッチなしでは全ての電気製品は成り立たないといっても過言ではないでしょう。その中で人感センサーというスイッチがありますが、生物から出る遠赤外線を感知してON、OFFするスイッチです。驚くことにすべての物質からはほとんど遠赤外線が出ています。人感センサーは生物から出る遠赤外線をひろうことができるように開発されています。使用用途は幅広く、照明の消し忘れ防止や両手が塞がっている状態でも点灯するように使用できとても便利に利用できます。省エネの方向性でも人感センサーは大活躍しています。例えば自動販売機は24時間無人で商品を機械が売っていますが、全く買い物客が来ない状態でもフルに電気を使ってしまいます。そういった時に人感センサーを用いて、お客様が近づいたときのみ照明等フルに点灯するようにもできます。中には、自動販売機に近づいたことに挨拶してくれるものもあります。愛想がいいので機械という感覚ではなくお客様に愛着を持ってもらいやすくなり購買意欲がわきやすい仕組みもあります。人感センサーのデメリットをしいて言えば猫や犬などにも反応することですが、1日中フルに電気が消耗されることを思えば大したことではないかもしれません。