コラム
自動販売機のボタンの数と商品数の関係
皆さんは、自動販売機を設置する場合、どれくらいの商品数が入るのだろう?と気にすると思います。
そこで、自動販売機のボタンの数と商品数の関係についてお話したいと思います。
まず、一般的な自動販売機は30個のボタンが付いております。
という事は30種類の商品が入っていると思いがちですが、実は25種類の商品しか入らなかったりするのです。
もちろん、30個のボタンに対して、30種類の商品が入る自動販売機もあります。
では、このボタン数と商品数は、どのような仕組みになっているのか。それは、横幅のサイズと、奥行のサイズが関係しております。
例えば、1m幅の自動販売機を例にとってみましょう。
1m幅の自動販売機は基本的に4種類のタイプがあります。
まず、最も多く設置されているであろう奥行約66cmのタイプ。
こちらのタイプはボタンが30個に対して最大25種類の商品しか入りません。
続いて奥行約75cmのタイプ。こちらは30個のボタンに対して最大30種類の商品が入ります。
さて、奥行約55cmのタイプはどうでしょう。
こちらは、30ボタンに対して最大20種類の商品しか入りません。
1m幅で最も薄いと言われている自販機は、奥行約48cm。
こちらは、なんと30ボタンに対して最大15種類の商品しか入らないのです。
では、30ボタンに対して最大15種類の商品しか入らない場合、サンプルはどのように並べればいいのでしょうか。
これは、必然的に同じ商品のサンプルを2個づつ配置していいく必要があります。
15種類の商品のサンプルを2個づつ並べていけば、30個のボタンを埋める事ができるのです。
以上の事から、商品のサンプルが2つ並んでいるからといっても、実際、自販機の中に2つ入っているとは限らないという事です。
また、ボタンが30個あるからといって、30種類の商品が入っているとは限りません。
このように、様々なタイプの自販機があるからこそ、限られたスペースや特殊な場所でも自動販売機の設置が可能になっているのです。