用語集
電子マネー対応機
電子マネー対応機とは商品を購入する際に紙幣やコインなどの貨幣のほかに電子マネーでも購入できる自動販売機のことです。
電子マネー対応機の仕組みについて説明します。
1)消費者が電子マネーカード(もしくは携帯)を自動販売機に備えられている電子マネーリーダライタにかざし、商品を購入します。
2)プリペイド型電子マネーの場合は商品代が引き落とされます。
3)購入時に電子マネーリーダライタに、商品の取引履歴がログデータとして保存されます。
4)1日1回などのタイミングで、自動販売機に蓄積されたログデータを電子マネー事業者のサーバーに送り、それと同時に電子マネー事業者のサーバーから認識できないデータなどを自動販売機が受信します。
5)電子マネー事業者がログデータを集計し、利用額を自動販売機の運営者に送金します。
以上のような仕組みを繰り返し行います。
これらのデータのやりとりは有線接続と無線接続がありますが、自動販売機はいろいろな場所に設置されるため無線接続が主流です。無線接続の場合は公衆携帯電話網を利用したネットワーク接続が一般的です。
少し砕けた言い方をすれば、自動販売機が携帯電話やスマートフォンだと考えるといいかもしれません。
今のところ、電子マネー対応機は商品の取引履歴のログデータを送受信することだけですが、将来的には時間帯ごとに商品の売れた本数を集計してデータを転送するようになることで、売り切れがない状態にできることも可能になるでしょう。
このように電子マネー対応機はデータの送受信ができることで、電子マネーが利用できる自動販売機だけでなく、他にもいろいろな用途で利用することが可能になるでしょう。