用語集
マージン
マージンとは余白を意味する言葉です。経済の分野では、販売価格から仕入れの原価を差し引いて残る利益を指します。利幅や利ざや、手数料、売上総利益、バックマージンとも呼ばれます。
例えば、製造業では売り上げから原材料費などの製造コストを引いたもの、流通業では販売額から仕入れ原価を引いたものをいいます。
自動販売機におけるマージンとは、販売機を設置したことで得られる利益のことです。
自動販売機を設置するときは、多くの場合フルオペレーション形態で自動販売機の運営やメンテナンスを業者に委託します。
自動販売機を設置する土地の管理者はロケオーナーとなり、業者から自動販売機の売り上げの一部をマージンとして受け取ります。
マージンの割合は、契約した業者により幅があります。
例えば、売り上げ高に応じて売り上げの28%を支払い自動販売機の電気代のみロケオーナー負担の契約があります。
この場合は売り上げ次第では電気代が利益を上回ることがあります。
売上高に関係なく一定金額を支払う契約の場合は、売り上げが良くても利益は増えませんが、反対にあまり売れなかったときにロケオーナーの負担が増えることもありません。
また、自動販売機を設置したことによる利益の金額は、マージンの割合だけでは決まりません。自動販売機の清掃や商品の入れ替えや、新商品の導入など、運営がしっかりしている企業と契約することで、ロケオーナーが受け取る利益も多くなります。