用語集
管理者ステッカー
日本全国に260万台以上もの設置数を誇る 飲料系自動販売機に加え、アルコール類、カップラーメンやおでんなどの軽食物、傘など、その数も種類も多岐に渡る 自動販売機王国と言える日本ですが、利用した際に運悪く 次のような事に遭遇した時の為に、自動販売機に貼られているのが 管理者ステッカーと言うものです。
例えば貴方が、町角の自動販売機で飲み物を買った際、以下のような事態が考えられるでしょう。
まず、致命的な商品自体が出て来ない、違う商品が出て来た、全く温まっていない、全く冷えていない、そしてお釣りが出て来ないなど、相手は自動販売機とは言え、業務用製品とは言え、電気製品ですから、誰でもが経験を含め、例に挙げたような事が浮かぶ事と思います。
そこで、自動販売機には、このようなクレームに繋がる事態に備え、管理者ステッカーと言うものが貼られているのが普通です。
これはほとんどの場合、見易い 釣銭口付近に貼られており、主な記載事項は以下の通りです。
まず、自販機番号 これは管理者側が一台、一台に番号を付け 設置住所など自動販売機の区別を し易くする為のものです。次に故障連絡先、会社によっては苦情連絡先と併記されている事もあります。 そして連絡先電話番号 これはフリーダイヤルも多くありますが、固定電話番号の場合もあります。 更に、24時間対応で時間を特別に記載していない場合もありますが、中には平日の日中だけで、後の時間は留守電対応、週明けの連絡と言う場合もありますから、即対応出来ない会社もあると認識しておきましょう。
そして最後に管理者名と住所が記載されています。
若し、貴方へのお釣りが出て来なかったなら、この連絡先に電話をし、まず自販機番号を伝え、苦情内容を端的に話す事で、速やかに対応してくれる。店員のいない自動販売機としては良識的で、実に合理的な方法と言えるかも知れません。