用語集

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ヒートポンプ

皆さんは町角の自動販売機で売られている保冷、保温された商品は、どのように行われているか 考えた事があるでしょうか。
3.11の震災以降、あらゆる電気製品は省エネ化が進められているように思われるでしょうが、全国に260万台以上も設置されている飲料系の自動販売機は、震災以前から あらゆる省エネ化が図られ、以前とは比べ物にならない程進化した、省エネ製品に生まれ変わっています。

その省エネ度を数値で言いますと、1997年当時の年間消費電力の4分の1と言う実に75%カットを、2006年に実現、省エネ大賞資源エネルギー庁長官賞を受ける程の評価を受けていたのです。

その省エネ化に一番貢献しているのが、このヒートポンプを加温、すなわち温かくして提供する商品部分に採用する事で達成しました。

ひとつの自動販売機を見た場合、従来であれば 保冷は従来のシステムで行うものの、加温すべき飲料系は、私達も暖房に使うヒーターを用いて温めていた為、この温める列は時期により増減はあるものの、トータル10ヶ月に渡る為、年間の消費電力の実に6割がこの加温の為に使われると言う、今では考えられない実情があったのです。

そこで、私達の冷暖房の主流のひとつにもなっている、冷媒を用いて外気から熱を吸収し温めるヒートポンプ方式を導入する事により、冷却時のみの期間の2ヶ月間を冷却サイクルで行い、冷却と加温の必要のある10ヶ月間は、この二つのシステムを同時に稼働させる事で、冷却システムから出る廃熱を捨てる事無く、ヒートポンプ側に吸収させる事で、効率的な加温効率を実現させたのです。

これは、限られた小さな筐体(自動販売機そのもの)の中で、冷やす事、温める事を 同時に行う必要のあると言う、自動販売機の特殊性も功を奏したと言えるでしょう。

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