コラム
計画的な自動販売機の値段設定について
自動販売機で販売されている商品は、同一の物であっても場所や自動販売機により値段設定が異なる場合があります。
観光地をはじめとするリゾート地においては、値段設定が高めになっているというのが一般的です。
こうした事実を場所と照らし合わせて考えると、自動販売機で販売する商品を運搬する事が通常よりも困難な場所は比較的高めの値段設定になっていることがわかります。
一方、街中をはじめとする運搬に困難が生じず競争率が高いエリアにおいては安い値段設定になっています。
こういった事柄を総括してみると、自動販売機で提示される値段設定には基本的な値段設定というものが存在することがわかります。
価格が高い場合は、搬送に関する人件費などがプラスされているものの高い値段を付けていても売れるため利益を追い求めていると言えます。
しかし、価格が相場よりも低い場合は競争力が高いエリアであったり自動販売機のオーナーが利益を追い求めずに運営しているという場合があります。
オーナーが利益を重視せずに自動販売機を設置し安価で売っている場合というのは多い事案ではないものの、時折こうした販売方法が見受けられます。
それは、このように安い価格を提示した自動販売機が設置されると人々が集まるということを利用しているのです。
つまり、自動販売機の運営をメインとしたりお小遣い稼ぎとしているのではなく本業のお店などに気付いてもらうために安価に設定している場合があるのです。
