コラム
自動販売機のワット数について
日本の国内にはとても多くの自動販売機が設けられているため、たとえ深夜帯であったとしても時間に左右されることなく飲料水や菓子などが購入できます。
日本国内に設置されている自動販売機の数は500万台を超えています。
当然、1台ずつワット数が設けられているので設置台数に合わせて消費電力も増加しており2000年までに80億kWhを超えた状態が続いていました。
一般家庭と比較した場合、年間で1920億円もの電気代を支払っている計算になるほどです。
自動販売機1台あたりの消費電力というのは、通常の機種でおよそ500Wから1000Wが定格電力とされています。
また、自動販売機は商品を見やすくするためワット数が40Wの蛍光灯を2本から3本程度搭載している上に商品を冷やしたり温めたりするための機器も内蔵されています。
取り扱いしている商品を冷やしたり温めたりするということは自動販売機が稼動している以上は常時行われており要するワット数は自動販売機の中でも大きなものです。
自動販売機というのは、24時間常時購入することができるという点がメリットであるため常に冷却と加熱を継続しなければならないという点も大きなワット数を必要とする一つの要因です。
しかし、近年の自動販売機は省エネに重点を置いたモデルが増加傾向にあり商品の温め方と冷やし方にも変化が起きています。
このような省エネを実現しているのは排熱を上手に回収することで効率を高めていることによるものです。