コラム
レトロなビンジュース自動販売機
20年ほど前までの自動販売機ではビン入りの飲み物も多く販売していました。かつては、ペットボトルに入った飲み物は珍しいものでした。昔ながらのレトロなビンジュース自動販売機には必ず固定式の栓抜きも付いていました。この栓抜きの使い方は普通のものとは違い、ビンを栓抜きの口のところに入れて引っ掛けることで栓を外すというものでした。そして、このようなビンジュースの自動販売機の横には必ずビンのケースが置かれていて、飲み終わったビンはケースに入れてリサイクルされるのが普通でした。
レトロなビンジュースの自動販売機では、お金を入れて好きな商品のボタンを押して、直接ビンを引っ張って取り出す形式のものが昔はありました。今でも昔ながらの駄菓子屋などの古い商店で使われなくなったレトロな自動販売機が残されている光景を目にすることがあります。最近ではビン入りのジュース自体が珍しくなってしまいましたが、ビンにはペットボトルにはない良さがあります。
何よりも見た目が涼しく、そしてガラスですから口当たりがひんやりして飲み心地が爽快です。長く愛されたビンジュースの自動販売機はその良さが見直されて、最近では復刻版のビンジュース自動販売機が新登場しています。見た目は昔のレトロな自動販売機そのもので、固定式の栓抜きもしっかりと取り付けられています。最近の子供にとっては初めて見る珍しいものであり、大人にとっては懐かしいものです。復刻版のレトロ自動販売機は大きなショッピングモールなどで置かれることが多くなってきています。
